不貞相手から慰謝料100万円を全額回収した事例
事案の概要
ある日、妻(依頼者)は、夫から不貞行為をしていることの告白を受け、夫の不貞行為を知るに至り、不貞相手に慰謝料を請求したが、不貞相手は、お金がないと言って、慰謝料を支払わなかったことから、慰謝料請求の訴訟を提起した事案。
結果
慰謝料100万円を分割払いするという裁判上の和解が成立し、100万円全額を回収できました。
解決のポイント・解決までの流れ
ある程度の金額で、相手方が支払い可能な条件での和解を成立させることにより、相手方が和解に従って支払いを続け、全額回収できました。
解決までの期間
受任から和解成立まで5か月、和解成立から全額回収まで1年5か月。
当事者の感想・様子
依頼者は、和解金を全額回収でき、満足していただきました。
担当弁護士からのメッセージ
金銭の支払請求をした場合、請求が根拠のあるものであっても、相手方が「お金がないから、払えない。」と言って支払わないケースがあります。この場合、①実際に支払うお金がない人もいれば、②支払いを免れるため、そのように主張しているだけの人もいます。
請求に根拠があるのであれば、訴訟を提起して判決をもらう又は和解をした後、判決又は和解に従って支払ってもらうことになりますが、①の場合は、支払いが期待できず、強制執行(財産の差押え)をしても、財産がないので、回収ができないことがあります。
一方、②の場合は、一定程度回収の見込みがあります。本件は、幸いにも、②の場合だったので、全額回収できました。
相手方の経済状況(勤務先や収入、資産)に関する情報は、今後の方針や債権の回収の成功の可能性に関わる大事なものですので、可能な限り、把握していただいた上で、ご相談いただきたいです。