夫との生活が生理的に無理になったため、別居し、親権と養育費、財産分与等を取り決めて、離婚が成立した事例
事案の概要
結婚して10年以上の夫婦で、夫との生活が生理的に困難になったため、別居を開始し、妻(依頼者)が、夫に対し、離婚と親権、財産分与を求めた事案。
結果
子どもの親権者を母親とし、養育費として1人当たり月額4万円、別居時の財産の2分の1を分けること、面会交流を月1回程度実施するという内容の協議離婚が成立しました。
解決のポイント・解決までの流れ
性格や価値観の不一致により、夫との生活が生理的に無理になったケースですので、裁判で離婚が認められる可能性が低く、離婚が認められるまで長い時間(1年以上)を要することが予想される事案であった上、離婚後も面会交流を通じて双方が関わりを持つことになるため、話し合いで円満に解決をすべき事案でした。
そこで、折り合える点については、早期に合意していき、争点を確実に減らしていくことで、早期の協議離婚を成立させることができました。
なお、養育費の未払に備えて、夫の財産をすぐに差押えられるように、公正証書も作成しました。
解決までの期間
受任から離婚成立まで約5ヶ月。
当事者の感想・様子
依頼者は、比較的早期に協議離婚が成立し、満足されていました。
担当弁護士からのメッセージ
離婚問題や親子の問題などは特に、どうしても感情的になりがちで、相手方との話も感情面が先に出てしまいやすいですが、問題を解決するための手続やコスト(時間や費用など)を踏まえ、最善の解決方法が何かを念頭に置いておくと、よりスムーズに解決できることが多いので、進め方について、一度、弁護士にご相談ください。