夫の不貞相手の女性に慰謝料を請求し、80万円の一括払いを受けた事例
事案の概要
妻(依頼者)は、夫が同じ職場の女性と不貞を行ったため、相手の女性に対して、裁判を起こし、慰謝料を請求した事案。
結果
第1審で、慰謝料150万円の支払命令が出されましたが、回収に不安があったため、控訴審で1か月以内に80万円を一括払いすると和解を成立させ、80万円の支払いを受けました。
解決のポイント・解決までの流れ
相手方は、当初からずっと支払を拒否し、相手方の住所や資産の所在も不明でしたので、仮に、勝訴判決が確定しても、財産を移すなどして、実際の回収が困難になることが予想されました。
そこで、確実に支払いをするように条件を付した上で第1審の判決よりも金額を下げた内容での和解をし、80万円全額を無事回収できました。
解決までの期間
受任から支払いを受けるまで1年7か月。
当事者の感想・様子
依頼者は、現実に支払いを受けることができて、満足していただきました。
担当弁護士からのメッセージ
今回は、相手方は、支払いを拒否し、住所等も不明でしたが、職場等が分かれば、裁判手続をとることはできます。
ただ、そのような相手方の場合、勝訴判決を得ても、実際の回収が難しいことが予想されます。
相手方との話を進める上で、実際にお金を支払ってもらえるのか、支払ってもらえない場合にいざ回収しようとしたとき、きちんと回収ができるか否かも大事な要素になってきます。
そこで、その点の見通しなども含めて、一度ご相談いただければと思います。