事案の概要
同居をし始めた直後、喧嘩になり、夫から殴られたり、ナイフを突きつけられたりしため、妻(依頼者)は、すぐに家を出て、離婚を求めた事案
結果
夫が暴力的な人物であったことから、弁護士3名体制で対応した。弁護士同行の下、警察署へDVの相談をしつつ、同時に離婚の交渉を進めていき、調停を申し立てた後に、夫は、協議離婚に応じた
解決のポイント・解決までの流れ
弁護士に相談した時点で、今後、依頼者が直接話をすると依頼者が暴力を受ける危険がある事案であったことから、すぐに受任し、複数の弁護士で対応することになった。
夫は、当初、妻に執着し、離婚に応じようとしなかったが、複数の代理人による粘り強い交渉と調停の申立等法的手続をとることで、依頼者の離婚の意思が固いことを理解してもらい、最終的には協議離婚を成立させることができた。
解決までの期間
相談から解決まで4ヶ月
当事者の感想・様子
早期の離婚(慰謝料なし・財産分与なし)を求めていたことから、比較的早期の協議離婚の成立により、おおむね満足した。
担当弁護士からのメッセージ
暴力を振るう配偶者との離婚の場合、直接離婚の話をしていると、再び被害を受けたり、当事者のみでの話し合いでは話が平行線で長引くおそれがある。なるべく早い段階でご相談いただければ、DV被害の危険をなくし、代理人による粘り強い交渉や着々と法的手続をとっていくことで、離婚の成立が早くなることもあるので、早めにご相談してほしい。
なお、DV案件は、基本的には複数の弁護士で対応すべき事案であるところ、弊所では複数の弁護士が所属しており、複数での対応が可能である。
昭和52年 3月 福岡大学商学部第二部商学科卒業
昭和57年10月 昭和57年度司法試験合格
昭和60年 3月 最高裁判所司法研修所卒業
昭和60年 4月 福岡市で弁護士登録・同時に丸山隆寛法律事務所へ
平成元年 4月 久留米市で「かばしま法律事務所」設立
平成16年 4月 福岡県弁護士会民暴委員会委員長
平成17年 1月 人権擁護委員(法務省所管)
平成17年 7月 久留米市政治倫理審査会会長
平成21年 4月 福岡県弁護士会副会長(二期目)
平成24年11月 経営革新支援機関(経済産業省認定)